張雨生故事館は歌手の張雨生氏が幼少期に暮らしていた眷村(注:国民政府の台湾移転とともに台湾へ渡った人々が暮らした集落)の篤行十村を改築したものです。狭小であったため、澎湖県が隣接する20号、18号、16号の家屋と併せて修繕を行い、記念館としてキュレーションを行いました。館内では古い家具を利用し、張雨生氏の写真、作品、家族との手紙、トロフィー、事績、ビデオなどを展示しています。これらのほとんどは張雨生氏の友人やファンから提供を受けたものであり、極めて貴重なものです。
張雨生氏について「幼少期の生活」、「勉学・成長」、「音楽業界デビュー」、「メディア報道」という4つのテーマを設け、それぞれを4つのエリアに分けて張雨生氏が澎湖で暮らした日々の逸話を紹介しています。
澎湖生まれの天才クリエーター・張雨生氏は9歳になるまで馬公市の歴史ある篤行十村で暮らしていましたが、そのことはあまり知られていません。その篤行十村を中心とする眷村公園内には、現在、この天才クリエーターを記念する張雨生故事館が設置されています。張雨生氏は自身に対する応援歌『我的未来不是夢』(僕の未来は夢ではない)で一躍有名になり、数々の有名な楽曲を世に送り出してきましたが、その後自動車事故が原因でファンに惜しまれながら31歳でこの世を去りました。
【見学時間の目安】0.5時間