七美人塚
貞淑な女性たちの墓
七美人塚は澎湖七美鄕南港村に位置します。東南方向の南滬港へ向かって進むと、伝説の七美人塚が見えてきます。七美人塚に関する伝説は長年にわたって語り継がれています。昔々、海賊たちが近くの海岸から七美に上陸し、村を燒き払い、略奪や虐殺などを行ないました。その時、村のある七名の女性は海賊から侮辱を受けたくないため、井戸に飛び込み自害してしまいました。村人たちはこの七名の貞淑な女性たちを記念するため、墓の近くに「香楸樹(別名:香花樹」」という香りのある樹木を植えたのでした。
四百年あまりにわたって、七美人塚の隣の「香花樹」は依然として香りを発しており、毎年きれいな白い花を咲かせます。このため、近所の住民たちは、敬虔な信仰心から七美人塚を祀るようになりました。「七美郷」という名前も彼女たちを記念するために改名されたということです。多くの観光客がこの七美人塚を一目でも見ようと遠くからわざわざここを訪れに来ます。
花娘の信仰
澎湖地方ではまだお嫁に行ってない女の子を「花娘」と呼びます。七美人塚の七人の女性たちも「花娘」だったそうです。もし男性がここを訪れて少しでも軽はずみな行動をしたら、この七名の「花娘」から罰を与えられるという言い伝えがあります!
七美人塚には二つ石碑があり、現存する唯一のものです。香花樹の前後にそれぞれ建てられています。その石碑の上に刻まれた文字は、時間の経過によってぼろぼろとなり、判別がつかなくなっています。近隣の住民たちは七美人塚を本物の信仰の対象とするように一生懸命努力しています!
七美人塚は当地の有名な観光スポットというだけではなく、地元の人たちの信仰の場所でもあり、文化や歴史の記憶を刻んでいます。保存し、記念する価値の高いものですので、機会があればぜひ七美人塚まで足を運んでみましょう!