大菓葉玄武岩
菓葉村まで来たら、日の出だけではなく、「大菓葉玄武岩」も見逃せません。この雄大な玄武岩の岩壁は、地面の隆起により海底の溶岩が海水によって冷却されて収縮した後にできたものです。一枚岩が五角形や六角形の柱状に裂けてできた節をもつ柱状岩です。
西嶼郷小門鯨魚洞風景区のように、澎湖には玄武岩の特殊地形が数多く見られますが、この「大菓葉玄武岩」は岩壁全体が節をもつ柱の集まりで、高さも十分な点に特徴があります。大雨が降ると岩壁前のへこんだ地面に雨水がたまり、聳え立つ岩壁が水面に逆さに映し出される独特な景観が現れます。写真撮影する人も多く、西嶼郷を代表する自然景観の一つとなっています。
この雄大な景観が自然資産として保護されるようになるまでは紆余曲折がありました。
大菓葉玄武岩のすぐそばにある土地は、もともと私有地で、地主はかなりの低価格でこの土地を一旦売却しました。買主はここを別荘地として開発する予定でしたが、工事が開始されると近くの玄武岩エリアも破壊を受けることになりかねないため、澎湖県政府の王乾発県長が調査し、商議を経てこの土地を買い戻すことが決定され、この玄武岩の奇観が保存されることになりました。ですから、この次に「大菓葉玄武岩」を訪れたときは、自然保護を訴える人たちの努力や澎湖県政府の自然資産を大切にする姿勢を思い出してください。もちろん、澎湖県政府への売却譲渡に同意した人に対しても感謝しなければなりません。この人たちの努力がなければ、今日、私たちはこの世界的な自然資産を見ることができなかったかもしれないのですから・・・。