菓葉の日の出
菓葉村は北西側の砂丘に位置するため、一面黄槿樹(オオハマボウ)に覆われた林があります。黄槿樹はまたの名を「菓葉」と言うため、「菓葉村」と名付けられました。
この菓葉の林は四季に関係なく常に樹木が生い茂り、春と夏には黄色の花が咲き乱れます。菓葉村の東側は海辺に面しており、海と空が繋がっています。視界が開けており、澎湖における日の出観賞スポットとして非常に有名です。
ここへ遊びに来たら、必ず観日楼に登りましょう。観日楼は高い場所に位置するため、日の出を観賞するにはベストな角度だからです。特に天気が良いときに東側の海辺を眺めてみると、真っ赤な日の出が海面からゆっくりと昇って来るのが見えます。
また、澎湖には光害がありません。漆黒の空はほのかに明るくなっていき、ゆっくりとオレンジ色を帯びた紅色に変化していきます。黄金色の太陽が海面から昇り、その瞬間、海全体は一筋のオレンジ色の光に照らし出されます。
さらにこれに砂浜の特殊な浸蝕地形も加わります。でこぼこの浸蝕地形が太陽光線に照らし出されると、海上に浮かぶダイヤモンドのように見えます。黄金色の光が浮かび上がり、海面全体はまるで黄金色の鎧兜で身を固めた侍かのように見えます。黄金色の波間とともに、まばゆいほどの美しさです。
ここの日の出は阿里山とはまったく異なる風情です。阿里山の日の出は雲海が見られるため、顔にショールを覆った貧しいながらも美しい少女のようです。逆にここの日の出は血気溢れる将軍のように見えます。どうりで菓葉の日の出はかつて澎湖で有名な八景の一つであった訳です!
日の出観賞後、よく注意して見てみましょう。雲一つない快晴の日であれば、遠くにある台湾まで見ることができます。中央山脈の輪郭もはっきりと見え、望遠鏡を用いると、さらに楽しさがアップします!
また、もう一つ注意してほしいことがあります。観日楼下の砂浜には非常に美しい浸食地形がありますが、それらの風景は見るだけにしておきましょう。なぜならばこれらの石は非常に滑りやすくなっているからです。私は観光客が日の出の美しさに見とれて、思わず石の上に乗って写真を撮り、転んでしまったのを何回か目撃したことがあります。満潮時の波は相当に強烈なので、絶対に安全に注意してください。軽率に石の上に登って、転んでケガをしてもまだ大したことはありませんが、波に巻き込まれてしまったら大変なことになります!冗談では済みませんよ。