『祖母の澎湖湾』(原題:外婆的澎湖湾)で一躍スターダムにのし上がった歌謡曲歌手の潘安邦氏は馬公の「金龍頭眷村」(篤行十村)保存地区の出身です。潘氏は1961年に篤行十村で生まれ、幼年期を澎湖において祖母にかわいがられて過ごしました。成年後は縁あって台北に行き、後に親友となる葉佳修氏と出会い、歌謡曲の世界に足を踏み入れました。何度も故郷澎湖と祖母をしのぶ心境に言及した後、その気持ちを歌に表したのが多くの人々に知られている『祖母の澎湖湾』です。
潘氏の旧居は馬公市新復里1巷5号にあります。建物は竹、石灰、セメントおよび澎湖特有の「珊瑚石」を建材にして建築された和風の一戸建て建築です。集落には歌手の故・張雨生氏の家があり、有名俳優の胡錦および趙舜の両氏も篤行十村の出身です。潘氏の生涯の事績を記念するため、澎湖県は資金を投じて潘氏の旧居を改築し、そこに潘安邦記念館を設立しました。庭には樹齢90年を超えるモモタマナの木があり、貴重な老木として澎湖県の貴重老木に指定され(53本目)、「馬公17」の番号が付されています。
【見学時間の目安】30分